活動報告

荒れ地に未来はない。

2019年12月23日

これまでにいくつも荒れ地の草払いをして来た。背丈以上に伸びた藪を久し振りに草刈り機で払った。いくら頑張っても終わりが見えない。でも草払いは嫌いではない。と言うより好きだ。

マイペースで草を払って行くと、もう亡くなられたであろう先代達が悪戦苦闘した跡が見えて来る。地下水を汲み上げるポンプを設置した跡やポンプを始動するときに水を入れるための容器等が深い草の中から出て来る。まるで発掘をしているようだ。

しかしゴミが出てくることが多い。今回の荒れ地は農道が藪になっていた。その為にその先にある荒れ地にたどり着けない。高齢化と共に自分の農地をきれいにする気力もなくなってしまう。災害ボランティアのように誰かが荒れた道を切り開くしかない。まだまだ藪が残っている。山のような草の撤去もある。

とにかく動けば道は開かれる。未来が見えてくる。何もしない荒れ地には未来がない。草刈り機のエンジン音の中でそう思った。