お知らせ

世界経済と人の血液の流れ

2016年10月24日

1パーセントの富裕層が世界の富の約半分(48%)を所有していると言われる。お金は体で言えば血液だ。

血液が回らなくなれば、血液の行かなくなった部位の細胞は死に至る。
よって医療現場では、血液の流れを良くするためにあらゆる治療を行う。
出血部位を探して止血する。血管が細くなったり詰まったりしているところを
見つけて血管を拡げたり、新しい通り道を作ったりする。

血液を作る力が弱くなっている時は、鉄剤を追加したり、骨髄に血液をもっと作るように促す薬を投与したりする。血液を回すポンプ役の心臓が弱ったら、心臓が弱っている原因を探して一つずつ解決して血液の回転が良くなるように調整をする。

人間の体で、血液がある部分にだけたまり、全身に回らなくなると「うっ血」と言う状態になる。結果的に血液が足りなくなり、流れて来なくなった部位の細胞は死に至る。その影響は、手足の先端部から体を支える内臓や心臓そして脳まで及びすべては機能停止、つまり死に至る。

人間の場合は、輸血や人工透析、更に人工心肺という治療法がある。

しかし、今の世界、地球を人間の体に例えると一人の体でしかない。
人間の体で不必要な部位はない。すべてがそれぞれの役割を担うことにより、全身が安定している。一部だけがバランスを壊して成長する状況を、今の医療現場では「がん」と表現している。

誰もが知っているように、がん細胞だけが生き残ることはない。全身の機能停止と共に、がん細胞も死に至る。

「がん」の治療には、外科的摘出、抗がん剤治療、放射線治療、免疫療法などがあるが、「がん」の大きさや悪性度、場所により治療の効果は様々だ。
更に体力がなければ、到底回復には至らない。

しかし、生きる意欲を捨てず、希望を持ち、山に登り、大自然の調和の中に身を置くことにより、がん細胞が小さくなり、時には消えることもあるようだ。
大自然の中でなぜがん細胞が減って行くのかはまだ分かっていない。

世界の1パーセントの人々に「自分さえよければ、自分さえ生きて行ければ、という考え方を持つ限りこの先すべてを失うことになる」と言うことを理解できる可能性が1パーセントでもあれば、地球と言う一つしかない体、その体の細胞として1パーセントの人々は調和を取り戻せるかも知れない。

地球そして世界経済の体力は極めて深刻な状況になっている。