草取りから学んだ日本の農業事情

一昨年9月にトラクターに乗ってコスモスの畑作りを手伝ってくれた阿部さんにまた協力してもらいました。

通りかかった地元の男性を川越産業の社長と間違えて阿部さんが手を振ると和やかな世間話が始まりそのまま一緒に草取りが始まりました。

その男性は川越産業の社長さんと同じ年齢の同級生でした。78才になります。

農業だけでは生活できずガソリンスタンドで長年仕事をしてこられたそうです。

地区の農業者みんなで年に1~2回畦払いや水路の泥上げなどをしているけど、みんな高齢になりこの地区では70才前後が一番若いそうです。

そのため草払いが追いつかないそうです。

一袋2000円だった肥料がウクライナ戦争後4000円になったそうです。

その男性はこれまで米を1町3反(田んぼ13枚)作っていましたが、今年から米作りをやめるそうです。主に高齢者が食料を生産してきた日本のあり方は、もう継続不可能になっているようです。

草取りをしながら「米作りでは食っていけない!」という話を農業者から聞かされると、極めて深刻な事態が近づいていると感じました。

本当にハッピーニューイヤーなのでしょうか。

貴重な草取り授業でした。