私が22歳の時、長崎での脳性まひ交流キャンプで同じ年のあなたに出会いました。
それから46年が経ちました。お母さんの教えもありあなたは自由に外出して多くの人々に出会いました。
そして、車イスごと乗れる車と出会いました。
その時私はその車を運転していました。障害や病気で動けない人達にも使って貰おうと仲間を集めてハンディキャブ運営委員会を立ち上げました。
寄付して頂いた車のボディーに「ハンディキャブ運営委員会」と名前をつけて脳性まひ交流キャンプに参加しました。
その時長崎大水害に遭いその車は流されました。
横断歩道橋の下で見つかったその車が全国ニュースに流れ、多くの悲しみの中で一つの新しい展開が生まれました。
そして新しいリフト付きの車を頂きました。
あなたの前向きに生きる諦めない姿勢が仲間たちを勇気づけて25年間ハンディキャブ運営委員会の活動を続けて来れました。
その結果民間も含めて介護タクシーのサービスが拡がることになりました。
あなたが前向きに生きようとするから皆が協力をして、さらに工夫が始まり多くの人々の心の中にスロープが出来ました。
あなたが山に登ろうとしたので山登り用の背負子や避難及び介護用の背負子が生まれました。
同じ68歳のあなたに久し振りに会い、今も変わらない前向きに生きる姿にまた勇気を頂きました。
あなたを幸せにする工夫が社会を進化させます。
これからもあなたの道を進んで下さい。
心の中にスロープを作るために‼️